これはやっても良い?それとも悪い?信用取引における様々なケース

ケース1「将来的に利益が出そうなんだけど」

信用取引は現物取引と違う構造を持っているため、あまり経験が無い人などは様々な場面で信用取引を活用して良いのか判断がつかない場合があります。例えば、将来的に利益が見込めそうな銘柄を以前から売買して建玉を保有するケース。見込める利益の額にもよりますが、一般的にこうしたケースでは信用取引を行うのは少し差し控えた方が良いでしょう。必ず思惑通りに株価が動くとも限らない一方、保有期間に応じて金利がかさんでしまうため、思った以上にコストが利益を圧迫する可能性があるからです。

ケース2「現物買いした銘柄を空売りする」

現物買いで保有している銘柄と同一のものを空売りする、一見すると全く意味の無い行為のように思えますが、実はこれは信用取引で利益を出す重要な手法の一つなのです。例えば、簡単に決済できないような銘柄を利益確定する際や、株主優待の権利を株価の上下に関係なく入手しようとする際にこの手法を活用します。逆に、信用取引のみで利益を得るのは個人投資家レベルでは非常に困難だと言えます。信用取引は現物取引と組み合わせてこそ、その真価を発揮するのです。

ケース3「信用取引をデイトレードで運用する」

デイトレードと言えばスキャルピングなどスピーディーな取引手法が用いられる印象があり、システムトレードによる厳格で腰を落ち着けた運用を行う信用取引にはそぐわないようにも思えます。一方で信用取引をデイトレードで運用すれば金利を最小限にすることができるため、システム的には非常に相性が良いと言えます。しかし、現物取引をデイトレードする際に活用される恣意性の高い裁量トレードは、信用取引ではほぼ通用しません。信用取引でデイトレードする際には、独自の手法を用いる必要があります。

手持ち資金の最大3倍までの取引が可能になることが、信用取引の一番の特徴です。たとえば資金が50万円の場合、150万円までの株式を購入出来るようになります。